心のオアシスNo.96「9月の歳時記」

こころのオアシスNo96「9月の歳時記」

2025年9月15日

綾羽町 B.N

今年も昨年と同じように降雨が大切な梅雨の時期に雨が短く9月を迎えてしまいました。

まだまだ暑さが続きますがくさきの色や雲の様子等変化して行くのがわかります。

9月1日は防災の日ですが、立春から二百十日目にあたることから台風の厄日とされてきました。

秋台風は勢いが強く災害をもたらすことが多いため稲作に与える影響が多く農家では注意をはらってきました。これは人体にも多大な影響を与え急な病気や怪我が多発します。

この時期、私の大切な人が肺炎にかかり一時は命までと心配させられました。

あの有名な歌手の方も肺炎に命をうばわれ先日告別式があり、人の命のはかなさを思い知らされました。

旧暦の九日は菊の露を飲んだ少年が、少年のまま数百年も生きたという「菊慈童」という伝説もあるほどです。

この頃は気圧や気温の変化で自立神経のバラン

スが崩れ秋バテを感じる人もいます。

気節の変り目は特に体調に気を配りたいものです。

この頃、鳥や虫、上空の様子から気節の移ろいを知ることができます。十二日は「鶺鴒鳴(せきれいなく)」高く鋭いせきれいの鳴き声は秋のはじめの澄んだ空に響き渡るように感じられます。

十八日は「玄鳥去(つばめさる)」。春に日本にやってきた燕が子育てを終えて南へ帰るころです。

天敵に弱い燕たちは狙われることがないよう小雨が降ったり夜に飛んでいきます。二十三日は「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」夏の間によく鳴っていた雷が収まってくるころです。

高く澄んだ空には「いわし雲」や「さば雲」など魚の名前が付いた雲がみられます。

漁獲期を迎えることから、いわしの大群やさばの背中の斑点に見立てられているようです。空を仰いで魚の栄養を思いおこしてみてはいかがでしょう。夏の疲れや肌の乾燥が気になる気節に栄養豊富な青魚などで良質な油を積極的に摂取することは理に適っていますね。

二十三日の「秋分の日」を境に秋の気配が強くなってきます。

澄みわたる青空と彼岸花の赤が鮮やかなコントラストを描くころです。別名「曼珠沙華」といい、サンスクリット語では、 「天に咲く花」という意味もあります。球根の部分に毒の成分があり 、雑草対策や土を荒らすネズミやモグラ、虫などを寄せつけないために田んぼのあぜ道や墓地に植えられたようです。球根には良質な澱粉があり、水にさらして彼岸花には「幽霊花」とか「毒花」という呼び名もあるため不吉なイメージもありますが、彼岸のころに咲くこの花は慌ただしい日々の中で今は亡き人たちがいる世界のことを思い起こされてくれます。

二十八日は 「啓虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」

春分前の「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」と対になっていて、虫だけではなくカエルやイモリなどの両生類やヘビ、トカゲ、カメなどの爬虫類も土の中にもぐり冬ごもりの準備をはじめるころです。

残暑で夏の疲れが出やすいころです。体調管理を心がけましょう。